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教則本のわくわく興味がわくはなし7@ついにきたインベンション@稲毛海岸のピアノ教室


教則本シリーズ、第7弾はついに来ました――

音楽の父にして、分裂の達人!?

両手・両脳・全神経をフル稼働させられるアレです。




【第7弾】「バッハ・インヴェンション、それってただの“二重人格”!?」


〜左右の脳がケンカしはじめる15のレッスン〜


こんにちは!

癒しのブルグミュラーを抜けたその先、

待っていたのは……精神と指の完全分離という新境地。


そうです、今回は

J.S.バッハ:2声のインヴェンションに挑みます。



第一章:バッハって誰?その実態は「左手の革命家」


ヨハン・セバスチャン・バッハ――

音楽の父、対位法の神、でもピアノ初心者にはなに言ってるかわからないおじさん。


この人が書いた「インヴェンション」、

初めて弾いたときの感想は、だいたいこんな感じ。

• 「右手と左手が…別の世界にいる…」

• 「え、主旋律ってどっち!?」

• 「ついに私の中に別人格が生まれました」


そう、**この曲集のテーマは“分離と調和”**なんです。



第二章:2声なのに、脳は3つくらい要る


インヴェンションとは、バッハが息子たちのために作った

“2つの声部による学習曲”。


つまり、右手・左手がそれぞれメロディとして自立していて、

どちらも「主役」。脇役なんていない!


でもそれってつまり…

• 右手で歌いながら、左手も歌わなきゃいけない

• 両方のフレーズを“聴き分ける耳”が必要

• 表現しながら、弾きながら、構造を理解しながら…ってもうパンクする!


脳が2つじゃ足りません。



第三章:「和声?対位法?つまり何をすればいいんですか?」


生徒の質問ベスト3:

1. 「これって何調なんですか?」

2. 「いまどこ弾いてるかわからなくなりました…」

3. 「これ、楽しいって思える日が来ますか?」


大丈夫。

最初はみんな、迷子になります。


でもある日、突然わかるんです。

• 「あ、こことここ、模倣してる!」

• 「左手、右手の真似してるだけじゃん!」

• 「バッハ先生、やっぱ天才!」


そう思えたら、もうあなたも小さな対位法マスターです。



第四章:インヴェンション、それは“音楽のラジオ体操第一”


バッハ自身、インヴェンションを**「作曲と演奏の入り口」として位置付けていました。**


つまりこれ、ただの練習曲じゃないんです。

• 表現力の基礎

• 分析力の養成

• 作曲の第一歩

• そして、脳のストレッチ!


まさに音楽のラジオ体操第一。

毎朝インヴェンション、続けたらきっと健康になります(精神的にも)。



【まとめ】インヴェンション、それは“多重人格演奏術”への招待状


バッハが教えてくれるのは、こういうこと。


「音楽は、ひとつじゃない。

複数の声が共に存在し、調和する世界なんだ。」


一見冷静、でも中身は超情熱的。

インヴェンションは、あなたの演奏を次のレベルに連れて行ってくれます。



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