ピアノ学習者最大のロマン@稲毛海岸のピアノ教室
- 義啓 川手
- 6月19日
- 読了時間: 2分
【第10弾】「ショパンエチュード、それは美しすぎる試練」
〜“弾きたい”と“弾けない”の狭間で揺れる、ロマン派の沼〜
こんにちは!
ソナタで音楽家の入り口に立ったあなたへ。
次の扉を開けると、そこに広がるのは…
「ショパンエチュード」
別名:**“憧れと絶望が同居する美のトラップ”**です。
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第一章:これ、練習曲ってマジですか?
ショパンさん、聞いてください。
これはもう練習曲の顔してない。
• No.1(通称「滝」)→ 指の運動のふりをした水難事故
• No.5(「黒鍵」)→ 右手が黒鍵でジャンプしながら踊るトラウマ
• No.12(「革命」)→ 左手が怒り狂った革命戦士と化す
どれもこれも、“練習”の皮をかぶった芸術作品。
でもそれが、また……美しいんだ……!
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第二章:「弾きたい」けど「弾けない」日々
• 楽譜を見て「いけそう!」→ 弾いてみて「あれ?」
• 指は届くけど、音楽にならない…
• 心は動くのに、腕が動かない…
• 「一音一音が重い」「でも全部大事」
そう、ショパンエチュードとは“音楽的ジム”。
しかもトレーナーが超スパルタ&超感動的。
でもその道の先にあるのは――
**「自分の音楽が見つかる瞬間」**なんです。
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第三章:「練習曲」の新定義、ここに爆誕
ツェルニーが「運指力」なら、
ハノンが「筋肉」なら、
ショパンエチュードは――
「感情と技術を、同時に鍛える美の格闘技」
• “難しい”けど“美しい”
• “音楽的”なのに“機能的”
• “苦しい”のに“幸せ”
そんな矛盾をすべて抱えて、
**「それでも弾きたい」**と思わせてくる魔力。
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第四章:心で弾くか、テクで弾くか。それが問題だ。
エチュードを練習するほど見えてくる、
「技術と音楽の境界線」。
• テクに集中すれば、音楽が死ぬ
• 音楽を追いすぎると、指が追いつかない
• 「気持ちはあるけど音が出ない」=人生の縮図?
でも――
どっちも手に入った瞬間、世界が変わります。
「あ、これが“ピアノで語る”ってことか…!」
そんな気づきをくれるのが、ショパンなんです。
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【まとめ】ショパンエチュード、それは“心の鏡”
あなたの指と心の状態を、
容赦なく“音”にしてくる曲集。
でも、だからこそ、
**「本当の自分と向き合う」**ことになる。
• 上手くいかない日もある
• 指が転ぶ日もある
• でもそのひとつひとつが、ピアノ人生の物語
ショパンエチュードとは、
“美しい罠”であり、最大の成長チャンスなのです。

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