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わくわく教則本の興味がわくはなし@待ってましたソナチネ@稲毛海岸のピアノ教室



お待たせしました!

シリーズ第8弾は、ピアノ学習者が避けては通れない――


「急にクラシック正装感すごくない!?」

と戸惑いの声も多い、あの名作集です!



【第8弾】「ソナチネアルバムって、急に格調高すぎない?


〜メヌエットから始まる“クラシック貴族ごっこ”〜


こんにちは!

バッハの脳トレで心も指もバラバラになったところで、

今度は**「正装してピアノに向かいなさい」**みたいな空気が漂う曲集に突入です。


その名も――ソナチネアルバム。



第一章:最初に言っておきたい。「ソナチネ」は“かわいこぶったソナタ”じゃない


「ソナチネ」=ソナタ+チネ(小さい)=小ソナタ


…だからって簡単だと思ったら大間違い!


確かに、長さは短いし、音も派手じゃない。

でも!

• フォームがきっちりしてる

• 構成がしっかりしてる

• そして**「楽譜の中に礼儀正しさ」**を感じる


つまりこれは、**クラシック界の“育成所”**なんです。



第二章:貴族の挨拶から始まるピアノ曲たち

• ハ長調、Allegro、堂々としたテーマ

• 続いて、優雅なメヌエット

• 最後はきちんとカデンツでしめる


この流れ、なんだかヨーロッパ貴族の舞踏会みたい。


ソナチネを弾くとき、なんとなく背筋が伸びるのは、

音楽自体が「礼儀」を持ってるからなんです。


「さあ、あなたも貴族風に演奏してみましょう」

って、楽譜に書いてないけど、そう言われてる気がする。



第三章:感情は、抑えるのではなく“美しく整える”


ツェルニーやバッハで

「ぐわぁぁぁ!」とか「うぉぉぉ!」とか

なってたあなた。


ソナチネでは、それをちょっと抑えて、

**“気品ある表現”**を学びます。

• レガートの中にも粒をそろえる

• ペダルは控えめに

• 強弱はあくまで上品に


つまり、ソナチネとは――

**「感情をコントロールする修行」**でもあるんです。



第四章:なぜかみんなが弾く「クーラウ」「ディアベリ」「クレメンティ」


ソナチネアルバムには、おなじみの作曲家がずらり。

• クーラウ先生:爽やかメロディ職人。ちょっと風通しが良い。

• クレメンティ先生:硬派な構成主義。ピアノ版「品行方正」。

• ディアベリ先生:時々やたらロマンチック。


これがまた、時代も違えばキャラも違う。


でもみんな「ソナタ形式」というルールを守って書いてるのがポイント。


自由の中の規律、それがソナチネアルバム。



【まとめ】ソナチネ、それは“優雅さのレッスン”


インヴェンションで指と脳を鍛えたら、

次は**「音楽で気品を身につける」**。

• 形式を知り

• 表現を整え

• 美しく弾くことを学ぶ


それが、ソナチネアルバムという「育成用クラシック・ドレスコード」なんです。

まぁちにエスコートさせてください。ご案内いたします☺️


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