わくわく教則本の興味がわくはなし@待ってましたソナチネ@稲毛海岸のピアノ教室
- 義啓 川手
- 6月7日
- 読了時間: 3分
お待たせしました!
シリーズ第8弾は、ピアノ学習者が避けては通れない――
「急にクラシック正装感すごくない!?」
と戸惑いの声も多い、あの名作集です!
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【第8弾】「ソナチネアルバムって、急に格調高すぎない?」
〜メヌエットから始まる“クラシック貴族ごっこ”〜
こんにちは!
バッハの脳トレで心も指もバラバラになったところで、
今度は**「正装してピアノに向かいなさい」**みたいな空気が漂う曲集に突入です。
その名も――ソナチネアルバム。
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第一章:最初に言っておきたい。「ソナチネ」は“かわいこぶったソナタ”じゃない
「ソナチネ」=ソナタ+チネ(小さい)=小ソナタ
…だからって簡単だと思ったら大間違い!
確かに、長さは短いし、音も派手じゃない。
でも!
• フォームがきっちりしてる
• 構成がしっかりしてる
• そして**「楽譜の中に礼儀正しさ」**を感じる
つまりこれは、**クラシック界の“育成所”**なんです。
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第二章:貴族の挨拶から始まるピアノ曲たち
• ハ長調、Allegro、堂々としたテーマ
• 続いて、優雅なメヌエット
• 最後はきちんとカデンツでしめる
この流れ、なんだかヨーロッパ貴族の舞踏会みたい。
ソナチネを弾くとき、なんとなく背筋が伸びるのは、
音楽自体が「礼儀」を持ってるからなんです。
「さあ、あなたも貴族風に演奏してみましょう」
って、楽譜に書いてないけど、そう言われてる気がする。
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第三章:感情は、抑えるのではなく“美しく整える”
ツェルニーやバッハで
「ぐわぁぁぁ!」とか「うぉぉぉ!」とか
なってたあなた。
ソナチネでは、それをちょっと抑えて、
**“気品ある表現”**を学びます。
• レガートの中にも粒をそろえる
• ペダルは控えめに
• 強弱はあくまで上品に
つまり、ソナチネとは――
**「感情をコントロールする修行」**でもあるんです。
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第四章:なぜかみんなが弾く「クーラウ」「ディアベリ」「クレメンティ」
ソナチネアルバムには、おなじみの作曲家がずらり。
• クーラウ先生:爽やかメロディ職人。ちょっと風通しが良い。
• クレメンティ先生:硬派な構成主義。ピアノ版「品行方正」。
• ディアベリ先生:時々やたらロマンチック。
これがまた、時代も違えばキャラも違う。
でもみんな「ソナタ形式」というルールを守って書いてるのがポイント。
自由の中の規律、それがソナチネアルバム。
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【まとめ】ソナチネ、それは“優雅さのレッスン”
インヴェンションで指と脳を鍛えたら、
次は**「音楽で気品を身につける」**。
• 形式を知り
• 表現を整え
• 美しく弾くことを学ぶ
それが、ソナチネアルバムという「育成用クラシック・ドレスコード」なんです。
まぁちにエスコートさせてください。ご案内いたします☺️

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