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教則本のわくわく興味がわくはなし3@ハノン@稲毛海岸のピアノ教室

更新日:3 日前

【第3弾】ハノンという筋トレマシーン登場!〜ピアノ界のプロテインとは?〜


こんにちは!

バイエルでピアノの世界に足を踏み入れ、ツェルニーで汗を流したあなたに、ついに現れる新たな存在…。その名もハノン!

今回は、ピアノ筋トレ界の王者「ハノン先生」について、笑いあり・ちょっぴり涙ありで(?)ご紹介します。



第一章:ハノンって誰?


ハノン(Charles-Louis Hanon)はフランスの音楽家。

でも彼の顔を思い浮かべる人は少ないでしょう。なぜなら、顔より指のイメージが強すぎるから。




「ザ・ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト(The Virtuoso Pianist)」という、なんだか必殺技みたいな名前の本を書いてます。

内容は…そう、指を鬼のように鍛える反復練習。


もう言っちゃいましょう。


ハノン=ピアノ界のプロテイン

飲めば(弾けば)効く。でも、おいしくはない。



第二章:こんな練習、誰が考えた?


ハノンの練習曲、正直どれも「メロディ?何それ?」なものばかり。

ドレミファソファミレ…の無限ループ。


生徒A「先生、この曲、なんの曲ですか?」

先生「これは曲じゃない、訓練だ」


そう、ハノンは感情や美しさを捨てて、ただひたすら機能性を追求した指のフィットネス。

ツェルニーでさえ「音楽性」がちらっと顔を出すのに、ハノンはガチの筋トレ。



第三章:ジムで言うなら「ベンチプレス」


バイエル=準備体操

ツェルニー=筋トレメニュー

ハノン=ベンチプレスマシーン


このレベルになると、感動とかは置いておいて、ひたすら「やるしかない」。

でも不思議なことに、続けていると…

• 指が軽くなる

• オクターブも怖くなくなる

• なんか自信がついてくる(謎の達成感)


そう、ハノンはピアノの基礎体力を底上げする、無味無臭だけど効きまくる栄養剤。



第四章:効果が出るのは、地味に後から


ハノンって、すぐに成果が出るわけじゃないんです。

でも、ある日突然「あれ?速いパッセージが弾けてる…」みたいな日が来る。


これは完全に筋トレと一緒。

「気づいたらマッチョになってた」現象。


しかもハノンをやった人は、そのあとどんな曲に行っても

「え、これハノンより楽じゃない?」って思えてくるという副作用付き。



【まとめ】ハノン、それは愛されないけど必要なやつ


ハノンは決して「楽しい!」とは言われません。

でも「やってよかった」とは、だいたいの人が言います。

それって、まるで腹筋ローラーとか、青汁とか、健康診断みたいな存在ですよね。





次回予告:ブルグミュラーという癒し系キャラ登場!〜音楽的ご褒美タイムのはじまり〜


ハノンで汗だくになったあとは、ちょっと癒されましょう。

次回は、ピアノ教則本界の“スイーツ男子”こと、ブルグミュラーさんをご紹介します!

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