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教則本のわくわく興味がわくはなし5@稲毛海岸のピアノ教室

更新日:5月18日

ツェルニー100番の存在感


よっしゃ来ました、シリーズ第5弾!

今回は、ピアノ学習者の誰もが一度は震えるその名前――ツェルニー100番。

数字のインフレが止まらない教則本界に、ツッコミ全開で突っ込んでいきましょう!



【第5弾】「ツェルニー100番って、正気なの?」〜数字がインフレ起こす教則本の謎〜


こんにちは!

バイエル・ハノン・ブルグミュラー…と来て、ついに登場。

ピアノ界の“長期戦ボスキャラ”、その名もツェルニー100番!


もはや練習曲というより修行コース。

数字はただの記号ではない。覚悟である。



第一章:そもそも100曲って、なに!?


ツェルニー先生、こう言いました(たぶん)

「30じゃ足りない。40でも甘い。50?それはまだ序章だ」

「本番は100だ!」


はい出ました、脅威の3桁。

作ったツェルニーもすごいけど、

「これ全部やるぞ!」って言ったピアノの先生も正気じゃない(愛してます)。



第二章:100曲の正体、それは“地味に変化する筋トレ地獄”


ツェルニー100番、いざ弾き始めるとこんな感じです。

• 第1番:あれ?意外とカンタン?

• 第5番:うーん、右手がちょっと動きにくい…

• 第12番:左手に恨みでもあるの?

• 第23番:え、調号4つ?聞いてない…

• 第31番:もうハノンに戻りたい…


しかも曲が「似てるけど違う」という絶妙なラインを突いてくる。

つまりこれは、ジワジワ来るスルメ系筋トレ。

咀嚼力(集中力)が試される。



第三章:数字がインフレを起こし始めたのは、なぜ?


バイエル → 106曲

ツェルニー → 30、40、50、100曲…

気づいてました?これ、だんだん曲数が増えてるんです。


まるで…

• RPGのラスボスがレベル80から突然999になってる感じ

• カレーの辛さが「1辛」から「激辛100倍」になる感じ

• スマホゲームで「第1章(全99話)」とか言ってくる感じ


音楽史のどこかで、数字=熱意の証みたいな風潮が生まれたに違いない。



第四章:でも…なんだかんだ、強くなる


ここまで文句タラタラでお届けしましたが。

でもね、本当は…やればめちゃくちゃ指が育つのも事実なんです。

• 難易度のステップが細かいから「少しずつ上達」を感じられる

• テクニックの種類が多くて「基礎のオールインワン」状態

• やりきった人は、ベートーヴェンソナタも余裕(…な気がする)


つまり、100番とは「音楽の総合格闘技」!



【まとめ】ツェルニー100番、それは「修行僧への道」


ツェルニー100番とは――

「何かを極めるってこういうことかもしれない」と、しみじみさせてくれる本。

苦行、だけど尊い。

そして1曲終えるごとに、自分を褒めてあげたくなるやつ。


もし今あなたが100番をやっていたら、自分にこう言ってください。


「俺は今、伝説を刻んでいる」





次回予告:「ブルグミュラー25の裏に、18の影!」〜知られざる続編、その名は“18の練習曲”〜

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