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音階のいろいろ-稲毛海岸-高浜北団地のピアノ教室

【音階のいろいろ-稲毛海岸-高浜北団地のピアノ教室】


文章にするとなんだか難しくなっちゃいますね😅簡単に知りたいなと思ったらぜひ、まぁちせんせいのレッスンへどうぞ。

民族音楽

【1】メジャースケール(長音階)


いちばん基本的な音階。ドレミファソラシド、のように明るい響き。


例:Cメジャースケール(ハ長調)

C - D - E - F - G - A - B - C


構造:全 - 全 - 半 - 全 - 全 - 全 - 半

(全=全音、半=半音)



【2】マイナースケール(短音階)


ちょっと暗め・哀愁のある響き。3種類あります。


ナチュラルマイナー(自然的短音階)


例:Aマイナースケール

A - B - C - D - E - F - G - A


構造:全 - 半 - 全 - 全 - 半 - 全 - 全


ハーモニックマイナー(和声的短音階)


例:Aハーモニックマイナー

A - B - C - D - E - F - G# - A

(7番目の音が半音上がる)


メロディックマイナー(旋律的短音階)


例:Aメロディックマイナー(上行)

A - B - C - D - E - F# - G# - A

※下行はナチュラルマイナーと同じにすることが多い



【3】五音音階(ペンタトニックスケール)


民族音楽やジャズ・ロックでも使われる、5つの音でできた音階。


メジャーペンタトニック


例:Cメジャーペンタ

C - D - E - G - A


マイナーペンタトニック


例:Aマイナーペンタ

A - C - D - E - G



【4】ブルーススケール(Blues Scale)


マイナーペンタに「ブルーノート」を足した音階。


例:Aブルーススケール

A - C - D - D# - E - G - A



【5】モード(旋法)


教会旋法などで、ドレミの各音から始めたスケール。


モード名 始まる音 特徴

アイオニアン C = メジャースケール

ドリアン D マイナー系

フリジアン E フラメンコ風

リディアン F 明るく浮遊感

ミクソリディアン G ブルース寄り

エオリアン A = ナチュラルマイナー

ロクリアン B 不安定、実用少なめ


これは頭がこんがらがりますね。

はい、この表はスルーしていいですよ〜



続いて「ある音を抜くだけでできる音階」をご紹介。

ペンタトニック(五音音階)を中心に、シンプルだけどとても個性ある響きを持っている音階です。



【1】ヨナ抜き音階(ヨナ抜き長音階)


ドレミソラド のように、4度音(ファ)と7度音(シ)を抜いた音階。

• Cヨナ抜き長音階:

C - D - E - G - A(ド・レ・ミ・ソ・ラ)


日本の歌謡曲や童謡に多く使われ、懐かしさや素朴さを感じさせる響きがあります。



【2】ヨナ抜き短音階(ヨナ抜き短調)


ラ・ド・レ・ミ・ソ・ラ のように、2度音(シ)と6度音(ファ)を抜いた形。

• Aヨナ抜き短音階:

A - C - D - E - G(ラ・ド・レ・ミ・ソ)


マイナーペンタトニックと一致します。演歌やブルースにも近い響き。



【3】沖縄音階(琉球音階)


C音での例(ハ調):


C - E - F - G - B

(ド・ミ・ファ・ソ・シ)


→ 「レ(D)」と「ラ(A)」を抜いた五音音階


この音階は、沖縄民謡に特有の明るくて哀愁もある、独特の響きになります。


※ちなみに、西洋音楽的に見ると、主音に対して

長3度(ミ)、完全4度(ファ)、完全5度(ソ)、長7度(シ)

が含まれているという、ちょっと不思議な組み合わせです。



【4】中国音階(宮調式)


中国の伝統音楽で使われる五音音階。

• C中国音階:

C - D - E - G - A(ド・レ・ミ・ソ・ラ)

→ ヨナ抜き長音階と同じ音


実は日本とアジアの民謡は共通してペンタトニックが多く使われています。



【5】インドネシア音階(スレンドロ)


西洋の音階とは少しズレたピッチ感のある5音構成(※調律により音程が異なる)。



【6】朝鮮音階(ペントニック)

• 例:C - D - F - G - A(ド・レ・ファ・ソ・ラ)

→ ミとシを抜く


日本のわらべうたと似た雰囲気があります。


どの音を「抜くか」で、その土地の文化や感情が見えてくるのが面白いですよね。



この中で、沖縄音階(ド・ミ・ファ・ソ・シ)を使うといろいろ楽しいことができるんです。



【沖縄音階をピアノで教える】


1. 最初に音を抜いて作ってみよう


まず「ドレミファソラシド」を弾いてみせたあと、「レとラを抜いてみよう」と声かけ。

• 【やり方】

 → ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド(普通の音階)

 → ド・ミ・ファ・ソ・シ(沖縄音階)に変えて弾いてもらう

• 【ねらい】

 音を“足す”のではなく“抜く”ことで作る音階=発見が面白い



2. 沖縄の雰囲気を感じよう


「島唄」や「花(すべての人の心に花を)」など、有名な曲を一部聴かせて

「この音階でできているんだよ」と紹介。

• 【ねらい】

 耳から印象をつかむことで、音階の色を感じられる



3. ドローン伴奏で即興遊び


左手で「CとG」の和音または「ド・ソ」をゆっくり繰り返して、右手で沖縄音階を自由に弾いてもらう。

• 【例】

 左手:C - G - C - G…

 右手:ド・ミ・ファ・ソ・シを使って即興

• 【ねらい】

 音階がもつ響き・雰囲気を体で覚える。即興遊びで自信がつく。



4. 沖縄音階の曲を作ってみよう(作曲活動)


「この5つの音だけで、1フレーズ作ってみよう」と、簡単な創作活動へ。

• 子どもには:

 「ド・ミ・ファ・ソ・シ」だけで8音のメロディを作ってみる

• 大人には:

 同じ音階で短い曲を作って、コードをつける挑戦も面白い



5. 教材プリント例(自作可)

• 白鍵だけの五線譜で「ド・ミ・ファ・ソ・シ」をなぞって書かせる

• 音符カードを並べて、沖縄音階を作るパズル遊び

• 沖縄音階の曲(例:「安里屋ユンタ」)のメロディを部分的に紹介


最後までお読みいただきありがとうございます😊いかがでしたでしょうか?私はあまりレッスンの内容を公開することはしなかったのですが、ピアノの先生のヒントになればと書きました。

そんなのおかしいよ!私だったら…とお思いになったら、


それが先生の最適なやり方です♪

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