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これほんとに音楽ですか-稲毛海岸-高浜北団地のピアノ教室

更新日:9月9日


これほんとに音楽ですか-稲毛海岸のピアノ教室

教則本のわくわく興味がわく話

【第12弾】「現代音楽、それって音楽なんですか?」


〜調性崩壊・拍子の迷子・でもなぜかクセになる不思議な世界〜


こんにちは!

クラシックの王道を歩いてきたあなたが、ある日出会うであろう衝撃。


それが――

**「現代音楽」**です。


最初に言っておきます。


「ドがドである保証は、もうありません」



第一章:旋律が…ない?拍子が…わからない?


現代音楽を初めて聴いたとき、こんな感想が多発します:

• 「え、何が正解なの?」

• 「今のって、間違ってないの?」

• 「楽譜、読めるけど…わからない…」

• 「むしろこれ、音出していいの?」


なぜなら、音楽の前提が崩壊してるから!

• 調性がない(ドミソの安心感、消滅)

• 拍子がコロコロ変わる

• リズムが不規則すぎて脳がついていかない

• 音ではなく、“無音”すら音楽


「えーと、これって……前衛芸術ってことでいいですか?」



第二章:作曲家たちの大冒険


現代音楽の作曲家たちは、

**「まだ聴いたことのない音楽」**を目指して旅に出ました。

• シェーンベルク:「調性?そんなの壊しちゃえ」

• ケージ:「楽器?いや、沈黙も音楽ですよ?」

• リゲティ:「ピアノに手を入れて鳴らしてみよう」

• 武満徹:「静けさに、意味を与える」


そう、これはもはや**“音楽界の哲学者たち”**。



第三章:演奏するって、どういうことだっけ?


現代曲を演奏するというのは――

**「一音一音を、自分で決める覚悟」**が必要になります。

• 音の意味を考える

• 無音の間をデザインする

• 効果音のような音も“表現”として扱う

• 「正解がない」中で、「自分の答え」を出す


ツェルニー的な「正しい弾き方」も、

ブルグミュラー的な「感情のせ方」も、

ここでは通用しない。


**「あなたはこの音を、どう捉えましたか?」**がすべて。



第四章:気づけばクセになる“謎の快感”


不協和音、不規則なリズム、拍子迷子…。

最初は違和感しかなかったのに、

だんだんこう思い始める自分がいる。


「あれ?これ、気持ちよくない…?」

「理屈じゃなくて、感覚で理解できてきた…?」


現代音楽には、**“言語の前の音楽”**のような力があります。


考える前に感じる。

ルールじゃなくて、響きに身をゆだねる。

そして、その中にある静かな美しさや、鋭い衝動を感じ取れるようになる。


それって、ちょっと……

原始的で、かつ未来的な体験なんですよね。

音楽の流れ

【まとめ】現代音楽、それは“音楽って何だっけ?”を問い直す旅

• 調性がないからこそ、響きを感じる

• 拍子がないからこそ、時間を味わう

• 正解がないからこそ、自分の答えを探す


現代音楽は、混沌として難解だけど、

その中にしかないピアノとの新しい対話があります。


最初は「???」でも、いつか「!!!」に変わる瞬間、

あなたはもう、音楽そのものと向き合っているのです。

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