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blogまぁちさんぽ

教室キャラクター

ピアノ教則本どころか山岳登山@稲毛海岸のピアノ教室



【第11弾】「ラフマニノフ、それはピアノの筋肉痛」


〜弾くたびに震える、重力とロマンの融合〜


こんにちは!

ショパンで「指と心」の限界を知ったあなたへ、

次なるチャレンジ、それは…


“ピアノという楽器を本気で試してくる男”、

ラフマニノフです!


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第一章:その手、届きますか?


ラフマニノフの特徴といえば、なんといっても――手がデカい!

• 片手で13度が届いたという伝説

• 普通のピアニストは10度でギリギリ

• 楽譜を開くとまず、「……物理的にムリ」と絶望


しかも「オクターブの連打」+「重音」+「遠い跳躍」=腕がもげる


もはや練習後のあなたはこうつぶやく:


「これ…ピアノというより…格闘技なのでは…?」



第二章:「重い」けど「甘い」それがラフマニズム


ラフマニノフの音楽って、とにかく重厚。

• 和音が厚い

• 音域が広い

• 左手が主張激しい

• そしてメロディが泣きたくなるほどロマンチック


まるで――

黒糖をたっぷり溶かしたクラシックカフェラテ。

飲みごたえありすぎて、途中でちょっと胃が疲れる。

でも……やめられない!



第三章:テクニックだけじゃ、弾けない理由


ツェルニーで腕を鍛え、ショパンで心を磨いてきたあなたでも、

ラフマニノフでつまずく理由、それは――


「メンタルと肉体、両方同時にフル出力」


• メロディを歌いたいのに、手が疲れて追いつかない

• 和音を美しく響かせたいのに、指がバラける

• 強く弾くと雑になる、弱くすると聞こえない


そう、全てのバランスを求められるのです。


そしてそれこそが、ラフマニノフからの挑戦状。



第四章:「ピアノを“鳴らす”とはこういうことか」


ラフマニノフを練習し続けていると、ふと気づく日が来ます。

• 弾くのではなく、響かせる

• テンポよりも、間の使い方

• 難しいパッセージの中に、一筋の詩


そのとき、あなたの中にある“ピアノ観”が変わる。


「ピアノって、叩くものじゃなくて、語るものなんだ…」


その瞬間、あなたはもう「演奏者」ではなく、

**「語り手」**になっているんです。



【まとめ】ラフマニノフ、それは“限界を超えたその先にある美”

• 物理的な限界

• 精神的な限界

• 技術的な限界


すべてを突破しようとするその先に、

ラフマニノフだけが見せてくれる風景があります。


それは、重くて美しくて、泣けてしまう音楽。


筋肉痛の翌朝、ふと弾いたその一音が、

これまでと違って聞こえる。


それこそが、ラフマニズム。

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