教則本のわくわく興味がわくはなし6@数が減ったブルグミュラー@稲毛海岸のピアノ教室
- 義啓 川手
- 5月28日
- 読了時間: 2分
はい、シリーズ第6弾!
今回は、あの“癒し系スイーツ男子”ブルグミュラーのちょっと大人な一面に迫ります。
みんな大好き「25の練習曲」には…続編があったんです!
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【第6弾】ブルグミュラー25の裏に、18の影!
〜知られざる続編、その名は“18の練習曲”〜
こんにちは!
前回、ピアノ教則本界の癒し系王子ことブルグミュラーさんに癒されきった皆さん。
そのまま“いい話”で終わらせるつもりでしたよね?
……残念。
彼には裏の顔があったんです。
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第一章:「25の練習曲」だけがブルグミュラーだと思ってた…
みんな通る「アラベスク」
ちょっと涙出る「やさしい花」
テンション上がる「貴婦人の乗馬」
――でも、その先、知られていない真実。
ブルグミュラーには、実はもう一冊。
**「18の練習曲(Op.109)」という“続編”**が存在します。
えっ?25の後に18?
なんでちょっと減ってんの?
…それは、内容が濃いからです。
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第二章:優しいスイーツ男子、ちょっと本気出す
25の練習曲=ショートケーキ
18の練習曲=濃厚ガトーショコラ with ビターソース
そう、ちょっと大人の味。
やさしさは残ってるけど、技術も音楽性もぐっと深くなります。
• 変拍子(5/4や6/8)登場!
• 複雑な和声進行!
• メロディと伴奏のバランス難易度UP!
• そして…感情を表現せずにはいられない旋律の数々
ツェルニーとショパンの間にあるような、
“クラシック沼”への誘い曲集です。

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第三章:タイトルがもう文学的
25のときは「無邪気」「やさしい花」など、かわいい系タイトル多めでしたが、
18では…
• 「アゴーギク(Agogique)」←は?何語?
• 「空想(Imagination)」←急にポエム
• 「信頼(Confidence)」←人間関係入ってきた
もう完全にメンタル&音楽両方問われるステージです。
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第四章:それでもやっぱり、ブルグミュラーは裏切らない
確かに難しくなります。
テンポも、和音も、曲の構成も複雑になる。
でもね、ブルグミュラーさんはやっぱり優しいんです。
• 指が自然に動くように設計されてる
• メロディが美しいから練習が苦じゃない
• 「練習曲」なのに、まるで物語のような音楽
ハノンで泣き、ツェルニーで吠え、ショパンで絶望したあなたに、
もう一度「ピアノって素敵だな」と思わせてくれる曲たち。
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【まとめ】18の練習曲、それは“美しい試練”
ブルグミュラーの25曲で癒され、油断したあなたへ。
その先に待つ18曲は――
**「表現力を試される音楽の冒険譚」**です。
楽譜の最初にこう書いてある気がします。
「ここからがホントのブルグミュラーです。」
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